憧れのダイヤモンド
大粒の「カラット」

ポイント③では4Cのひとつ「カラット」に焦点を当て、カラットのより良い選び方と、なぜ大きいダイヤモンドを選ぶべきなのか。
 
カラットはダイヤモンドの重さです。他の4Cとは違い「評価」というよりは「測定」するもので、専門家の目による判定は必要ありません。カラット天秤で量るだけで数値が出ます。見た目の大きさ(正確には重さ)を表す数値であり、人によっての評価の幅もないごまかしようのない数値が測定されます。

ポイント②にあるような選び方をすることでご予算に余裕が生み、その分をカラットにこだわり大きなダイヤモンドをお選びください。
なぜ大きなダイヤモンドは末永くご愛用いただけるのか、その理由についてのまとめです。

なぜ大粒が長年愛用できるのか

ダイヤモンドは宝石の中でも高価なものです。「初めてのダイヤモンド」としてエンゲージリングやファッションリング等をご購入される方も少なくありません。
初めてのダイヤモンド、特にエンゲージリング用のダイヤモンドには一般的に「0.2~0.3ct」をお選びになる方が多いです。もちろん好みやこだわりもあるかとは思いますが、選ばれる一番の理由は「予算」です。4Cをどう選べば良いのか分からない方の多くは、おすすめされることで全ての評価にある程度こだわってしまう傾向があり、特にカラーとクラリティにこだわりすぎてしまうことで選択肢をほぼ決めてしまうことになります。カラーとクラリティはこれ!と決めてしまった結果、カラットは0.3ctにするしかない というような決め方になりがちです。
 
若いときにはダイヤモンドジュエリーを身に着ける機会が少なく、あまり大きなダイヤモンドは・・・と思われる方がいらっしゃいます。しかし年齢を重ねていく中でダイヤモンドジュエリーを使う機会も多くなった頃、年相応のジュエリーとしてはこのダイヤモンドを使いづらく、結局あまり使われずに仕舞われたダイヤモンドになってしまいます。
 
しかしせっかくのダイヤモンドが眠ったままなことはもったいありません。初めてであってもできるだけ大きなダイヤモンドにすることで、年齢を重ねても使いやすく様々な場面にご愛用いただけます。
もしもそのジュエリーに飽きてしまっても、ジュエリーリフォームでデザインを変えたり、当工房のダイヤモンドリフォームで輝きを良くしたりなど、使い勝手を変えていくことで末永くご愛用いただくことができます。

 
 

カラットサイズで大きさを確認

画像は0.1ctから1.0ctまでのラウンドブリリアントカットの理想形の径を比較するものです。mmは直径です。
ダイヤモンドを購入する際、およそこのctの段階でお値段が決まります。
 
例として0.3ctと0.4ctを比較します。
4.4mmと4.8mmでは0.4mmの違いしかないと思われるかもしれません。しかしカラットとは「重さ」であり、体積を示す数値でもあります。ダイヤモンドの厚みにも差があるため、実物のダイヤモンドを見比べたときの差はmmの差以上に大きさの違いを感じます。
 

 
一般的な店で「Eカラー・VVS2・0.3ct」といった良いカラー・クラリティのダイヤモンドを購入できるご予算の場合、当工房ではより大きいカラットをお選びいただけるようカラー・クラリティをそこそこに抑えて0.4ctをオススメするなど、1段階以上大きいダイヤモンドをご提案しております。
また、ご予算が0.4ctクラスであれば0.5ctも視野に入れたご提案をします。ご予算の範囲内であまりこだわりすぎないほうが良い部分を抑え、カラットを重視したご提案です。
 
もちろんご希望に沿ったご提案も致しますが、4C評価の意味を知った上で大き目のダイヤモンドを身に付けていただき、より長くダイヤモンド輝きを楽しんで欲しいと思っております。

大粒カラットでファッションを楽しむ

大きなダイヤモンドはそれだけで存在感があります。より輝きが分かりやすく、よりのカットデザインの特徴が際立ちます。一見で分かりづらいカラーなどの1段階にこだわるよりも、その違いがハッキリ判るカラットにこだわるべきです。
当工房デザインのLinkIconヒロ・コガネイコレクションは、ラウンドブリリアントカットとは異なる輝きや個性をデザインしたダイヤモンドです。カットデザインの違いはダイヤモンドが大きくなればなるほど分かりやすく映えます。きらきらと輝いたり花模様が見えたり・・・ファッションのようにその時の好みで選ぶようにお使いいただくためにも、ご予算内で大きめのダイヤモンドを選び、カットデザインの違いを楽しんでください。

 

ポイント3 まとめ

大きなダイヤモンドは末永く愛用していけます。そのためにもポイント1・2をお読みいただいた上で、本ポイントである大きめのダイヤモンドをお選びください。

年齢を重ねた際にはやはり大きいダイヤモンドが引き立ちますし、カットデザインの違いや輝きを楽しむためにも、カラットを考えた選び方をすることが大事になります。
 
せっかくのダイヤモンド、お使いにならずどこかにしまったままにしてしまうのはもったいないです。
大きめのダイヤモンドであればビジネスシーンでも、カジュアルな場でも、畏まった式典などでも活用していけます。
 
ジュエリー部分は当工房でなくてもリフォームとして変更ができます。元がリングでも、普段使いしやすくペンダントにするなどです。また、工房にしかできないことではありますが、ラウンドブリリアントカットであればダイヤモンドの輝きをよりアップさせることも可能です。研磨するため若干小さくはなってしまいますが、それを踏まえるとやはり元から大きめのダイヤモンドであるほうが良いです。
 
ダイヤモンドをずっと楽しんでいただくためのポイントとして、カラットは大事であるということをぜひ覚えておいてください。大きめであればきっと再加工などされるときの幅がグッと広がります。

ダイヤ購入のポイントをご紹介

デザイナー目線で、ダイヤモンドを購入するために重視したいポイントをまとめました。

ダイヤモンドの評価基準4Cとは

客観的に評価される4Cを、ダイヤモンド研磨側の視点でご説明します。

ダイヤモンドをもっと楽しもう

ダイヤモンド工房の中身の紹介や、専門家としてあまり語られない視点でのダイヤモンドの知識などを紹介いたします。

ダイヤモンドの4Cとは

[ダイヤを様々な基準で段階付け]

 

デザイナー・研磨職人

[ダイヤ研磨に携わる匠たち]

ダイヤモンド購入のポイント

[最高のダイヤに出会うため]

 

研磨技術と精度へのこだわり

[細部までこだわりで輝きを追及する]

ダイヤモンドが輝くまで

[輝きが生まれる工程]

 

研磨のワザを支える道具たち

[アイデアを形にしたツールの紹介]